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時間の経過と言う蓋で閉じられて、長い間思い出す事のなかった記憶が、何かの拍子にまたひょっこりと姿を現す事があります。

紙を組み合わせたものを他の紙に貼り付けようと思い、糊を塗ろうと裏返しにした時に浪はまたひょっこりと姿を現しました。時間の経過と言う蓋を開ける鍵は作品の裏側に書かれてあったのです。

最初はそれが浪だと分かるのに数秒を要しましたが、浪の音も遠くから聞こえてくるような気がしたので繋がったようです。

浪は子供の頃見た浪打ち際で巻いてゆく小さいものです。

​浪はあれからずっと心の何処か遠くの方で、押し寄せては引き、押し寄せては引きしていたのでした。
 

03.11.2022
21 cm x 24 cm
mixed media

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